NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第18回が17日(2020年5月)に放送されたが、織田信長(染谷将太)が弟の信勝(木村了)の暗殺する兄弟骨肉の争いが描かれた。
ネット上では、斎藤道三(木本雅弘)が土岐頼純(矢野聖人)をお茶で毒殺したシーンを上回る迫力に「信長怖すぎ!」の声があふれた。
「信長は弟がそれを飲むことで信じたかったのに...」
物語は、信勝の兄に対する謀反の兆候に気づいた信長が、帰蝶(川口春奈)の「直接、会って(どうするか)決めたらいい」という助言に背中を押され、仮病を使って信勝を誘い出す。信勝と対面した信長は「そなたを呼び寄せ、討ち果たすために偽りを申した」と打ち明け、母親から愛された信勝を妬み、何度も殺してやろうと思っていたと激白する。
信勝も「兄上が疎ましかった」と思っていたことを告白。「我らは似た者同士ということか」と涙を一筋流す信長。兄弟が腹を割ったと思いきや、信長は目の前の器を指して「これを飲め~、飲め~!」と信勝に迫るのだった。それは信勝が持参した「霊験あらたかな湧き水」だった。飲むことができない信勝の周りを抜刀した信長の家来たちが取り囲んだ――。
この凄惨な弟殺しのシーンにネット上は震え上がった。
「信長の弟との迫真のシーンは、あの道三の毒殺シーンを超えた」
「信長の気持ち、わかる気がする。親に可愛がられなかったほうの子供。母がえこひいきしなければ、仲良くできたのではなかろうか。信勝は、ノコノコと毒入り水持参。刺客なら言い逃れできなくはないが、無理でしょう。高政のように、まだ何も起こしていない弟たちを卑劣に殺したことを思えば、信長には、まだ情はあったのだと思う。今日の信長さんはサイコパス的。これからもっとその性格が出てくるのだろうか。怖っ」