世の中の様々なウマい話を体験し、それって実際どうなのかを検証するバラエティ番組。MCは生瀬勝久、博多大吉、博多華丸、森川葵、大島美幸(森三中)。
最初の企画ではアキラ100%が親方なら年収1000万円も夢ではない「外構工事」の仕事を実際にすることに。本名「 大橋彰」で仕事に挑み、特別に1日1万円で3日間仕事を手伝う。元プロレスラーでも5日できつくて逃げ出すという仕事。仕事内容は初日から凄まじかった。
通常の安全靴では溶けてしまう165度、揚げ油と同じ温度のアスファルトを家の敷地に敷き詰める作業を行う。「ネコ」と呼ばれる不安定な一輪車に灼熱のアスファルトを乗せて運ぶ。熱せられたアスファルトは運ぶのも重く、不安定な一輪車を何度も動かしては狭い家の裏まで運ぶ。そばにいるだけで、体中から汗が吹き出し、途中なんどか脱水症状になりそうになる場面も。
しかし、外構の仕事も100%で取り組むアキラに「芸人なのに一生懸命やっている」と職人から褒められる。こんなの素人は絶対やっちゃいけないやつと思わせながら、お笑い芸人なのにもはや笑いは一切消えていた。
熱中症寸前!灼熱のアスファルト作業を100%で取り組むアキラ
二日目はブロック塀づくり。14キロのブロック180個をひたすら運び、あまりの過酷さにめまいを起こす。頭を水道で濡らし、ブロックの重さに何度も転びながら「すいません!」を連呼し、必死で取り組むアキラの姿は思わず応援したくなる。必死でブロックを運び終わると、今度はモルタルをつけてブロックを積むのだが、これがとてつもなく難しい。
1ミリでもズレたら他の土地に出てしまうため、失敗したらやり直し。何度もモルタルを積みなおし、一時間かけて取り組むが一個も詰めず、職人に代わってもらう。わずか20秒でブロックを積む職人たち。日ごろから仕事をずっとしてきた職人の技が光る。そして迎えた最終日、そんな職人に触発されやっと一人でブロックを積めるようになったアキラ。なんとか無事に三日間を終えた。
次の企画はドラゴンボール芸人VS催眠術師。過去に二回、二回とも催眠術師が勝利したこの企画。最高の視聴率を記録した企画の三度目を行い、ドラゴンボール芸人の雪辱を晴らそうとする。しかしながら集められた、野沢雅子(アイデンティティ田島)、ヤムチャ(バードフミヤ)、ナッパ(ぴっかり高木)、ベジータ(R藤本)、フリーザ(BANBANBAN山本)の五人は、一人でも催眠術にかからなければいいものを、五人ともいとも簡単に催眠術に落ちてしまう。
一番笑いを誘ったのはベジータ。ナッパを処刑するシーンで催眠術をかけ、逆にナッパを抱きしめてしまうというもの。実はベジータとナッパ、元はコンビ。しかしナッパに嫌気がさしたベジータが別れを告げ、ナッパのほうはまだベジータの事を慕っていた。実に10年間もナッパを嫌っていたベジータは、はたしてナッパを抱きしめるのかどうか見ものであった。
結局ベジータはかなり抵抗していたが、最後はナッパを抱きしめる。抱きしめられたナッパの目には、思わず涙が溢れ「ベジータに認められた」と喜びの言葉を漏らす。催眠術が解けた瞬間、すぐに離れベジータだったが、何だか二人の感動のシーンになっていた。それを見たMCの生瀬の口からは「イイ人たちだから催眠術にかかるんだ」とのコメントが出た。コンビ仲を取り戻したいベジータとナッパの純粋な心が光る回になった。(放送2020年5月6日(水))
PEKO