安倍首相の「新しい生活様式」こんなもの本気でやったら暮らしも経済もペシャンコ

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何に使う?一人10万円給付金――プリンター買い替え、外食・旅行したい

   たまにはプレイボーイを。まだ受け取っていないけど、安倍ちゃんが何をとち狂ったのか、一人に10万円ずつ配るといい出した。それを何に使うのか、男女1000人にガッツリ聞いたという特集を組んでいる。女性は「年収300万円未満」が75%。男は「300万円未満」が39.2%、「300万円から500万円未満」が29%だという。「貯金はしない」は女性は28.4%、男は38.4%である。

   使い道は、男は外食以外の食費が28.8%。趣味・娯楽が23.1%。外食以外というと家で出前でも取るのか。趣味・娯楽は女性は14.6%しかなかったという。女性の方が余裕がないのか。

   「10万円で買いたい」「したいこと」のトップは、男は壊れたプリンターを買う。固定資産税と自動車税で終了。引っ越しの費用に充てる。女性は、コロナが収まったら外食や旅行がしたい。スキンケア、除菌や殺菌する衛生用品の購入。中には体外受精するので、その費用にというのがある。体外受精の費用ってとっても高いんだろう? 10万円では足しにもならないのでは。

   まあ、10万円なんて、あっという間に消えてしまう。もう2、3回くれないとありがたみはないだろうな。

   最後は週刊ポストから。ビートたけしが、ナインティナインの岡村隆史の発言を叱っている。岡村がラジオの「オールナイトニッポン」で、「コロナが明けたらカネに困った美人が風俗嬢になるから楽しみだ」といったことが問題になり、NHK番組の「チコちゃんに叱られる」を降ろせという騒ぎになり、岡村は謝罪したが、まだ収まらないようだ。

   たけしは、昔の深夜番組は、熱心なファンが聞くだけのものだったが、今では、そこでいったことがネットで流され、<「深夜だからお目こぼし」とはならないという。今のようなご時世に発言するなら、頭をフル回転させて話せ。さらに、「岡村もそもそもこういう話をトークのネタに選ぶ時点でセンスがなかったね。いま笑いのネタにするなら『庶民』じゃなくて『政治』を狙わなきゃダメだろう。

   安倍サンなんて、縮んで口が飛び出しちゃいそうな給食当番マスクで国会に行ったり、お笑い芸人よりもカラダを張って笑いを取りに行ってるんだからさ(笑い)」>

   たけしも、営業自粛をしていないパチンコ店の名前を公表した小池や吉村知事に、「センスがない」と批判している。たけしは、自分のことじゃないと、まだまだ少しは笑わせることができるようだ。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、 『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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