緊急事態宣言解除とは別に、西村康稔・経済再生相は81の業界団体がまとめた「新型コロナ対策のガイドライン」を発表した。コロナウイルスの脅威の中で、どんな形なら営業を続けられるかを示したもので、業種が違えば対応もまったく異なる。
政府の専門家会議のメンバーで川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は作成に助言していて、「最低限こういうことに注意してというものです。まあ、この時期だけということで。時間が経てば当然変わっても来る」と説明する。たとえば、こんな具合だ。
スーパーの試食NG、結婚式場は余興禁止
「スーパー・コンビニ・百貨店」レジ前にシールド、試食はNG、惣菜などは袋詰め販売など。
「タクシー」防護スクリーン、車内の換気など。
「鉄道」窓口にアクリル板、つり革などの消毒など。
「飛行機」機内食はボックスで。機内の換気の良さをPR。
「ホテル」客室でチェックイン、宴会でお酌なし。
「銀行」窓口業務の予約制、ネットバンキング活用。
「職場」週休3日制などの勤務形態を検討、工具の共有やめる。
「映画館」席の間隔をとる、ドアノブなどの消毒。
「動物園」動物との直接接触を避ける、他所からの動物の進入を警戒。
「博物館」展示物との接触を避ける。オーディオガイドをやめる
「図書館」返却後、一定期間保管(海外の例)
「劇場」舞台と客席の距離を保つ、モギリも自分で。
「結婚式」集合写真は直前までマスク。大声での余興などはしない。
司会の小倉智昭「週休3日なんて初めて聞きましたが、飲食店なんかは営業できないでしょう。3日連続して休んだら、冷蔵庫のもの使えない」。焼き肉店経営者としての感想だった。