政府はあす14日(2020年5月)、特定警戒都道府県以外の34県について緊急事態宣言を解除することを検討するが、「気の緩み」を懸念する声が上がっている。長引く外出自粛でテイクアウトの店が増えたが、気温が上昇する今の時期、食中毒も心配されている。
きのう12日、東京都心の最高気温は26.5度で、3日連続の夏日だった。全国でも5地点で30度以上の真夏日を記録した。食品衛生に詳しい北陸学院大学短期大学部・食物栄養学科の西正人講師は、「細菌性の食中毒については、これからどんどん増えていく時期です」と注意を呼び掛けた。
リポーターの阿部祐二が東京・新橋でテイクアウトの店に聞くと、「30分おきに新しい弁当に入れ替えています」「常にでき立てを」「生ものは提供していません」「弁当が日に当たらないように注意しています」などと話していた。
西正人講師は、飲食店側の食中毒対策のポイントとして、(1)調理後は速やかに冷蔵保存する (2)温かいものは加熱し続け、注文ごとに盛り付けする、などを上げた。
食べる前に、もう一度「チン!」
テイクアウト商品を買う側の注意点としては、「購入してからできるだけ早く食べる、長くても2時間が目安ですね。すぐに食べられない場合は、食べる直前に電子レンジで加熱するのも有効です」といっている。
司会の加藤浩次「食中毒に関しては、新型コロナウイルスの前から注意されていましたが、テイクアウトが増えたので、一度確認しましょうということです」
松田丈志(競泳元日本代表)「私も家にじっといるので、デリバリー、テイクアウトを利用しています。ここ数日、急に暑くなったので注意します」
加藤「われわれ食べる方が、外にぽんと長く置いたままにしておくのが、一番まずいですよね。その辺、注意しましょう」