安倍政権の「守護神」を検事総長にすえる検察庁法改正に芸能界から一斉に反対ツイート!立川志らくは冷ややか

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   検察庁法の改正を巡って、芸能界から続々と反対の声があがるという異例の事態が起きている。

   コトの起こりは1月31日(2020年)。2月8日に63歳の誕生日を迎え、定年退官するはずだった黒川弘務東京高検検事長の定年が8月7日まで延長されることが閣議決定された。

   国家公務員の定年は、国家公務員法で1年以内の延長が認められているが、これまで検察官には適用されていなかった。しかし、安倍内閣は「検察官も国家公務員」と法解釈を変更。これで黒川検事長は65歳が定年の検事総長への道が開かれ、検察庁法の改正はこの閣議決定を後追いする形で進められている。

小泉今日子、井浦新、宮本亞門、嘉門タツオ、笑福亭鶴瓶...が続々

   菅官房長官らに近く、「安倍政権の守護神」ともいわれている黒川検事長の定年延長に野党は猛反発。昨日11日(2020年5月)の衆院予算員会で立憲民主党の枝野幸男代表は「総理大臣も逮捕できる検察庁の幹部人事を内閣が恣意的にコントロールできる」と追及したが、安倍総理は「行政課題に的確に対応していくため、速やかに定年を引き上げることが必要」と答弁は噛み合わない。

   芸能界からも反対の声が続出している。小泉今日子さん、井浦新さん、宮本亞門さんらがツイッターで「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグで反対意見を表明したほか、嘉門タツオさんは歌で抗議。笑福亭鶴瓶さんもラジオ生放送で「今そういうことするのか」と疑問の声を上げた。

   鴻上尚史(作家・演出家)「今この時期というのは大きい。こんなことで与野党が対立している場合ではない。『芸能界が』ではなく、『芸能界も』さすがに声を上げ始めた」

   キャスターの立川志らく「この問題は結構ナーバス。安倍政権のコロナ対策に腹の立つことがあるかもしれないが、法律を感情で考えるのは怖い。私も抗議に乗っかろうかと思ったが、ぐっとこらえた」

   西村博之(2ちゃんねる開設者)「検察官の定年を内閣が決められることが問題。内閣に有利なことをやったら定年延長で、内閣に不利なことをやったら退官。そうなると人間はなびいてしまう」

   鴻上尚史「自民党はこれだけやっても大丈夫だと思っている。国民がなめられている」

文・みっちゃん

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