新型コロナ対策の優等生・韓国でクラスター!自粛緩和が叫ばれる日本が肝に銘じたい「油断は禁物」

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   韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は10日(2020年5月)に演説を行い、自国の新型コロナウイルス対策について「K防疫は世界の標準になった」と自信を示した。

   韓国では新規感染者数が5月に入ってからは1桁の日が多くなった。これを受け、韓国政府は5月6日から国民の行動に対する要請を変更すると発表。店舗営業などの自粛を求める「ソーシャルディスタンスの確保」を要請してきたが、6日からはマスクの着用や消毒などを求め、店舗などには感染予防をしたうえで営業の再開を認める「生活防衛」へ移行したのだ。

   しかし、韓国在住の日本人女性によると、緩和前の4月中旬あたりから「気の緩み」が出始めていた。5月の連休で外出する人や営業を再開する店舗が目立っていたという。

クラブ遊びの1人の若者から7000人が危険に

   そんな状況下で5月8日、ソウル市内のクラブで集団感染が発生した。感染の中心になった20代男性は、5月1日から2日にかけてクラブなど5軒を訪れていた。10日までに男性が訪れたクラブ関連の感染者は54人に上っている。クラブに居合わせた客は6000~7000人規模にのぼるそうだ。韓国の保健当局は自粛緩和からわずか2日後の8日、遊興施設に1カ月の営業自粛を要請することになった。

   この20代男性はSNSで「収束していないにもかかわらず、クラブに行った私の過ちです。深く反省しています」と述べている。

   司会の加藤浩次「これまで感染者数を抑えていた韓国でも、一度クラスターが発生すると広がってしまいます」

   キャスター近藤春は「自分1人だったら大丈夫と考える人が出ると、すぐに増えてしまう。気を緩めてはいけないのですね」

   元プロテニスプレーヤーの杉山愛「韓国のこの例は、私たちの教科書になる。肝に銘じて行動したいですね」

   加藤も「3密になると一気に広がることは肝に銘じたいですね」と、出口戦略に話題が向きがちな日本を顧みて、注意を促した。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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