「脳出血」「腎不全」「PTSD」...新型コロナに感染し、3週間意識不明だった有名外科医が「コロナ後遺症」の恐怖を語る

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   米コロンビア大学医学部外科教授で「とくダネ!」コメンテーターの加藤友朗医師(57)は新型コロナウイルスに感染し、3週間も意識不明のまま生死の境をさまよっていた。重篤状態を脱し、現在はリハビリ中だという加藤医師が、「脳出血」「腎不全」「PTSD」などのコロナウイルスの「後遺症」について警鐘を鳴らした。

   3月19日(2020年)、突然激しい筋肉痛に襲われた加藤医師。翌日、自宅待機中に38.7度の発熱があり、検査で陽性と判明した。25日、シャワーを浴びている途中に呼吸困難になり、入院した。翌日、一気に容態が悪化し気管内挿管をしたが、そこからの記憶は全くないという。

コロナの肺炎は急にきて、気づいたら人工呼吸器

   「コロナウイルスの肺炎は急にくるのです。ハッピー低酸素症と言われ、低酸素状態でも症状があまり出ない。僕も(急変する)直前までテキストメッセージで麻酔科の先生に相談なんかしていました。そこから一気にボロボロで。この辺はもう覚えていないのですが、人工呼吸器を付けた数日後にはECMO(エクモ=人工肺装置)につながれました」(加藤医師)

   4月15日にようやく目覚めた後も、コロナとの戦いは続いた。「腎不全が残っていし、軽いクモ膜下出血もあって...。トータルで4週間入院して、そのうちの3週間は人工呼吸だから、びっくりするほど筋肉がなくなってしまう。最初は立つことも寝返りもできなかった」と加藤医師。喉が渇いてしょうがない症状も続いている。前触れなく急変した恐怖からPTSD(心的外傷後ストレス障害)にも悩まされている。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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