PCR検査の相談、新たな目安を解説 体温にかかわらず軽い症状でも続いたら連絡を

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   8日(2020年5月)に厚生労働省が公表した新たなPCR検査の相談の目安や相談の仕方について、東京都医師会の角田徹会長の話を交えつつ小林孝司アナが詳しく解説した。

   小林アナ「これまでの『37.5度以上の発熱が4日以上続く』などの表記は取りやめて、具体的な体温は表示せずに、息苦しさ・強いだるさ・高熱など強い症状がある場合。高齢者など重症化しやすい人で、比較的軽い風邪の症状がある場合はすぐに相談する。また、比較的軽い風邪の症状が4日以上続く場合は必ず相談するように求めています」

   相談先はこれまで同様「帰国者・接触者相談センター」だが、混雑していて電話がつながりにくい状況が続いている。

   小林アナ「例えば、感染者が最も多い東京都の医師会では、かかりつけ医に電話で相談してほしいと呼びかけています」

   PCR検査はこれまで、帰国者・接触者相談センターを通して検体を検査機関に送る必要があったが、これとは別に自治体や地域のかかりつけ医がPCR検査センターの設置を進めていて、かかりつけ医が必要だと判断すれば相談センターを通さずPCR検査が受けられるようになりつつある。

   小林アナ「検査ルートが増えるということです。いま東京都では15か所、地域によっては都市部を中心に設置を進めつつあるという状態です」

相談は必ず電話で、直接医療機関に行くのはNG

   かかりつけ医に「診察できない」と言われたら、地元の医師会に連絡し、診察できる医療機関を紹介してもらう。

   不安を相談する場合もまずはかかりつけ医に連絡する。

   小林アナ「不安という相談を相談センターにすると、その患者さんの状態について一から質問していくので時間がかかってしまうということです。その患者さんについて知っているかかりつけ医だとよりスムーズに相談に乗ることができるという話でした」

   近江友里恵キャスター「かかりつけ医の負担は大丈夫でしょうか」

   小林アナ「角田さんは『相談に乗るのもかかりつけ医の仕事です』と話していました。遠慮しないで心配だったら相談してほしいということです」

   PCR検査を受けたい場合も、不安を相談する場合も、必ず事前に電話で連絡する。直接医療機関を訪ねるのは控える。

文   ピコ花子
姉妹サイト