「とくダネ」が4月10日(2020年)から始めた、新型コロナに関する相談・悩み事「#とくダネコロナSOS」には、連日数百件もの声が寄せられ、1か月で3万件になったそうだ。そのうち4人が生出演した。
茨城で老舗ホテル「山水」を営む高橋采子さんは、宿泊と宴会の売り上げが80%減になったという。苦肉の策としてドライブスルー割烹を始めた。お弁当の提供で、幸い好評だというが、急場のしのぎにしかならない。持続化給付金や雇用調整助成金を利用したいが、手続きた難しい。さまざまな書類を提出しないといけないうえ、通りにくいというので、規制緩和をお願いしたいという。
司会の小倉智昭「雇用調整助成金は、相当面倒ですよね」
古市憲寿(社会学者)「応援のために泊まりに行こうと思っても、旅行しないようにというのでは行けないですよね」
昭和大医学部の二木芳人・客員教授「移動の自粛は当分続きますからねえ。外国人が来るのは、年内は無理でしょう」
大学3年生「バイトなく、後期の学費が払えない」
銀座でクラブなど4軒を経営する望月明美さんは、「売り上げが減ってるのではなく、消滅してます」と嘆く。4月1日から店を閉めている。家賃だけで600万円。従業員への支払い。補助を期待しているが、不安だという。「女の子のメンタルもあるし、心配です」
小倉「銀座は家賃相場が高いから、補助があっても微々たるものになる。銀座が一番、店が閉まってる」
東京・調布市で45年続いたフランス料理店「メゾン・スリジェ」は、コンサートホールの中にある。2月の後半から450人の予約が全部キャンセルになった。市から面倒は見てもらっているが、毎月の売り上げ数百万円がゼロになった。代表の豊嶋正さんは「料理を作らない生活が続いて、心が折れました」と店をたたむ決断をした。「改めて、息子と2人でできるような店をと考えています」
小倉「イベントは今できないですからね」
関西在住の大学3年生、田中さんは登録制アルバイトをして学費を払っていたが、「今の状況が続くと後期の支払いができなくなる」という。山崎夕貴キャスターがデータを出した。バイトが減ったという学生は40%、ゼロになったが30%、退学を考えている学生が20%もいる。田中さんの大学は、大学から5万円の支給があるというが、大学によって大きな差がある。国にも支援制度があるが、住民税非課税世帯などの条件が厳しい。