韓国「新型コロナ警戒」全面解除!観光地や焼肉店は大賑わい...日本はいつ?

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   韓国ではきょう6日(2020年5月)、新型コロナウイルスの封じ込めに成功したとして、外出自粛が解除された。「多くの人が朝から出勤しています。マスクを着けていない人もいます。日常生活では新型コロナの影響を感じにくくなっています」と、ソウル支局の今林隆史記者がソウル市内から生中継で伝えた。

   きのう5日には、すでに韓国各地のショッピングモールや観光スポットは多くの家族連れや若者らであふれていた。ヨンインを訪れた親子連れは、「1カ月以上の外出自粛がやっと終わるので、ストレス発散にきました。うれしくてホッとしています」と話し、屋台の女性主人も「これからもっとお客さんが増えて、売り上げもどんどん良くなりますよ」と笑顔だった。焼肉店を訪れ、対面で食事をしていた女性グループは「ずっとリモートで会話していたけど、直接会って話をした方が楽しい」と話していた。

文在寅大統領は自画自賛「K防疫が世界基準になる」

   韓国の感染防止政策に詳しいニッセイ基礎研究所の金明中・准主任研究員は、封じ込めのポイントとして、(1)ドライブスルー方式など大規模なPCR検査(2)生活治療センターにおける軽症者の隔離(3)感染者の感染経路など情報公開、の3つを挙げている。コロナ対策に成功した文在寅政権の支持率は昨年10月(2019年)の41.4%から63.7%に上昇し、文大統領は「防疫当局と医療陣の献身と国民の協力が力になった『K防疫』が世界標準になる」とアピールしている。

   髙橋知典(弁護士)「感染ルートをたどる聞き取り調査は、記憶間違いや嘘もあって大変難しいものです。韓国のように、クレジットカードのデータなどもリンクさせることができれば楽ですが、日本では、国がそこまで個人の情報を把握することを私たちが許せるかという問題があります。韓国と同じようにやるのは難しいですね」

   小林寅喆教授(東邦大)「隣の国で起きていることをもとに、PCR検査体制や軽症者施設などを日本も用意を整えておかなければいけませんでした」

   キャスターの立川志らく「日本では難しいこともありますが、対岸の火事にしてしまったことが、今のPCR検査の遅れにつながっています。学べることは学ぶべきですね」

文   キャンディ
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