「コロナうつるぞ!」子どもに広がるコロナいじめは「子は親の鏡」だからだ。子どもに助け合いを教えよう!

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   家族が新型コロナに感染した生徒へのいじめが問題になっている。3月中旬に21歳の兄が新型コロナで陽性と診断された東海地方在住の中学3年生(15)は、最初は2週間に一回の登校日にも登校しなかった。

   しかし4月下旬、ようやく学校に復帰した中学生を待っていたのは同級生たちからの「あいつの家族コロナ」「近づくとコロナうつるぞ」という冷たい言葉だった。

「家庭内でのなにげない一言に子どもは敏感に反応する」

   中学生は「かかりたくてかかっているわけではないのに、あきれるくらいひどい。自分だけではなく(家計のために働いている)兄のことも踏みにじられたように思った」と語るとともに、「誰か一人を差別する世の中になってほしくない。コロナでいじめが起きないような世の中になることを願っています」と訴える。

   教育評論家の石川幸夫さんはコロナいじめについて「中高生は『ソーシャル・ディスタンス』など、話題の言葉を面白がって使うが、気軽な言葉が人を傷つけることを改めて教える必要がある。一方、小学生は『あの病院危険。働いている人も危ないかも』といった親の何気ない発言に影響を受ける。『病院の人は大変だね。応援しよう』などの前向きな言葉を日常的に使うことが大事」と語る。

   鴻上尚史(作家・演出家)「子供は深く考えるよりは親の反応をコピーする。どういう親かわかる」

   キャスターの立川志らく「(近くでコロナが出た時)親が『何かできることがないかしら』という言葉を出していると、思いやりがある子供になる」

   木嶋真優(ヴァイオリニスト)「こういうのを見ると、学校でも職場でも体調が悪いのを言い出しにくくなる。悪循環。かかったから励まそうとなれば良い」

   上地雄輔(俳優)「いつ自分がなるかわからない。テレビとかニュースを見ても他人事にせず、大人がしっかりしないと」

   文・みっちゃん

姉妹サイト