安倍晋三首相はきのう4日(2020年5月)、緊急事態宣言を31日(2020年5月)まで延期することを表明したが、その中で取り上げられたのが「新しい生活様式」だ。専門家会議で提言したものだが、どんなものなのか。
感染防止対策として「テレワーク勤務」「時差出勤」「オンライン会議」「対面時はマスクや換気」などこれまでも行われていたが、より具体的だ。食事については「持ち帰りやデリバリーを利用」「大皿は避けて個別に盛る」「対面を避けて横並びで座る」「会話は控えめに」。
長丁場になるので、ウイルスとうまく付き合っていこう
公共交通機関は「会話は控えめ」「混んでいる時間帯を避ける」「徒歩や自転車も利用」。買い物は「通販や電子決済を利用」「1人または小人数で。空いた時間に素早く済ます」「展示品などへの接触は控えめ」「レジに並ぶ時は前後にスペース」と細かい。
さらにスポーツでも「公園はすいた時間に」「ジョギングは小人数で距離をとる」「筋トレなどは自宅で動画を活用」といった調子だ。
司会の加藤浩次「これまでと変わっていないと感じられるかもしれませんが、(違うのは)行動していきましょう、ととらえていいのでしょうか」
日本感染症学会専門医の寺嶋毅・東京歯科大学教授「そう思います。これから長丁場になると思いますので、個人としても社会としても、(ウイルスと)うまく付き合っていこうということですね」
加藤「お店では横並びに座れば、お店に行ってもいいのか、と思う人が出るかもしれない。社会をちょっとずつ回しながら、感染を防ぐようにする。お店の人も努力し、お客さんも食べているときはしゃべらない、終わったら帰るとか、基本的なことをしっかりしないといけませんね」
ロバート・キャンベル(国文学研究資料館館長)「英語で言うと、『ニューノーマル』です。生活習慣を変えなければいけないですね」
寺嶋氏「コロナにかからないように、人にうつさないようにすることが、われわれの行動様式のポイントの一つになってきますね」
一ツ石