こんな政治家に命預けて大丈夫か!「日本の新型コロナ感染者数は?」国会で質問されしどろもどろの安倍首相

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楽天PCR検査キット 実は新型コロナ判定できない?製造・開発の関連会社社長は経歴詐称

   このところポスト安倍の評価が下落している岸田文雄政調会長が、週刊文春で池上彰と対談をしている。内容は、一言でいうと凡庸だ。池上の突っ込み不足と、岸田が言質を取られまいと逃げに終始しているためだが、一カ所だけ紹介しておこう。岸田は今の格差社会についてこういっている。「トリクルダウンで裨益すると七年間言ってきましたけれども、中間層に行き渡っていないから、消費は十分に喚起されないし、経済の好循環も完成しない。そのため、格差が問題になっています。所得の格差が子どもの貧困や教育の格差を生み、教育の格差が所得の格差を再生産していく、負のスパイラルが始まっています。一億総中流と言っていた日本の社会は、間違いなく変わってしまいました」

   アベノミクスが完全に失敗した。そこを原点にして、岸田流の格差を解消する経済政策を打ち立てることができるか。まあ、これを読む限り、無理だろうな。

   落ち目の人間模様、次は楽天。三木谷浩史会長が、オールジャパンで一刻も早く全国民のセルフPCR検査をと力説していたが、自社から検査キットの販売を開始した。このキットの開発・製造を手掛けているジェネシスヘルスケアを創業した佐藤バラン伊里という女性は、以前から「米国心臓外科医」といっていたが、週刊文春によると、経歴詐称疑惑が浮上したというのだ。

   その上、このキットは無許可の上、陽性か陰性かわからないそうだ。これ以上詳しく触れなくても、楽天関係者が「現在、佐藤氏を退任させる方向で調整しています」という言葉でわかるだろう。

   楽天は、社運を賭けて売り出した携帯電話事業もまだまだ先が見えない。楽天と孫のソフトバンクのこれからは、苦難の道のりになるようである。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、 『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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