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森友学園文書改ざん自死の赤木俊夫氏の妻 安倍昭恵夫人に手紙「再調査をご主人様にお願いしてください」

   最後に、森友学園への国有地売却を巡り、文書改ざんを押し付けられ、そのことを苦にして自殺を遂げた赤木俊夫の妻が、この一連のことに関わっていた安倍首相の妻・昭恵に手紙を出したと、相澤冬樹・元NHK記者が、週刊文春で明かしている。そこにはこう書いたそうだ。

   <安倍昭恵様 私は2年前の3月7日に自死した近畿財務局職員赤木俊夫の妻の赤木雅子(これまでは昌子だったが、こちらが本名=筆者注)です。夫が亡くなってから2年。苦しんでいる私を助けてくださる方々に巡り合い、やっと裁判をする決意ができました。いざ決意をしたものの安倍首相は再調査をすることから逃げておられます。

   どうかご主人様に再調査するようお願いしていただけませんか? そして昭恵さんも本当のことをお話ししていただけませんか? 夫や、本当のことを言えず苦しんでいる財務局の方々のことを助けることができるのは、昭恵さんしかいません。どうかよろしくお願い致します>

   昭恵から返事は来ないだろうが、雅子の夫の"無念"の思いは伝わり、昭恵の心に何かを残すのではないか。もし彼女に、良心があればだが。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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