現金10万円の特別定額給付金について、「給付時期が自治体によって違うのはなぜなのか」という声が「スッキリ」に寄せられている。 早いところは、あさっての5月1日(2020年)にも口座に振り込まれる。熊本県高森町は24日に町民に申請書を送付し、きのう28日から車に乗ったままの「ドライブスルー方式」で受け付けをスタートした。青森県西目屋村も1日に給付開始する予定だ。
あす30日にでも振り込まれるのが北海道東川町。「少しでも早く届けて、生活に役立てていただきたい」と、緊急にお金が必要な世帯主を対象に「先払い制度」を始めたという。
一方、「高知市ですが、早くて6月末からというニュースに愕然としています」という声もある。高知市総務部の特別定額給付金室の室長は「人口32万人ですが、職員は急遽、発令された7人ほど。少しでも早く給付するため、対応に追われています」と話す。
東京都足立区についても、「給付金は5月下旬に郵送にて申請書が届くとのこと。おそらくは給付は7月頃。遅すぎます」という区民は不満げだ。担当課長は「システムの改修、申請書の印刷について時間がかかってしまう状況です」と話す。
安倍内閣の方針逆移転で自治体も対応遅れ
給付金の手続きは、市町村から各世帯に申請書を郵送、それに記入して郵送か、オンラインで返信、その後に口座に振り込まれる。なぜ、自治体ごとに時期の差があるのか。
政策アナリストの石川和男さんは「人口が少ない市町村ほど、郵送の手間などが減るため早く給付できます。外部委託をすれば、早く対応することもできます」といっている。
司会の加藤浩次「このバラツキ、どうしたらいいでしょうか」
宮崎哲弥(評論家)「各自治体に事情があり、やむ得ない面がありますが、そもそも政府の意思決定が遅れました。窓口が混み合う可能性があるので、急がないという人には少しずらして申請してもらうといいかもしれませんね」