「宮城県の村井嘉浩知事がちょっと面白いこと、違ったことを言っています」と司会の加藤浩次が緊急事態宣言の解除に絡んで、学校再開についての考えを紹介した。「入学・始業を9月にずらす」という考えだ。それによって、「海外留学や留学生の受け入れもしやすくなり、国際化も弾む」と訴える。きのう27日(2020年4月)、定例記者会見で明らかにした。
日本の学校は4月に入学し、3月に卒業するが、これを9月入学、8月卒業という海外と同じに変えるというものだ。
東大も秋入学を検討したが、経済界の反対で断念
箕輪厚介(幻冬舎・編集者)「僕も賛成です。コロナ問題でずらさざるを得なくなっているので、やるなら今ですね」。
キャスターの近藤春菜「入試も大変な冬の時期に行っていますが、夏場になると受験生にもいい機会になりますね」
加藤「センター試験も雪が降ったり、インフルエンザが流行したり大変です。9月入学案は面白いですね」
ロバート・キャンベル(国文学研究資料館館長)「8年前にも東京大学が秋入学を検討したことがありましたが、経済界が4月新卒採用という日本の就職システムを全部変えなければいけないということで断念したことがありました。実は日本も大正10年までは秋入学だったのです。学生だけでなく、海外の研究者が日本に来るなど学術交流にも役に立っていました」
加藤「コロナがいつ終息するか分かりませんが、やるとすると、今年(2020年)の9月からやらないといけないですよね」
けさ(2020年4月28日)の朝日新聞が社会面トップで「9月始業」を取り上げていた。今年から始まるかどうかは別として、これを機会に議論になりそうだ。