TBS系の朝の情報番組「はなまるマーケット」の司会を17年間務めた女優の岡江久美子さん(63)が新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなり、きょう24日(2020年4月)の「グッとラック!」は、「はなまるマーケット」やドラマ「天までとどけ」の映像で岡江さんをしのんだ。
「TBSにとって、『はなまるマーケット』という番組は歴史であり、財産です。その番組を支えた岡江さんが亡くなったことは大変ショックで悲しい気持ちです」と、新人時代に半年間、「はなまる」に出演していた司会の国山ハセンは、声を震わせた。
ざっくばらん...ペットの話題では「うちにはバクがいるの」
ざっくばらんな性格が愛され、ともに司会だったタレントの薬丸裕英に「一番衝撃的だったのは、岡江さんに『この間さあ、私ブラジャー着けないでテレビ出ちゃったのよね』と楽屋で言われた時」と番組でバラされても、「脱いだ時に気づいたの。それが2回あるの」と笑って返すシーンもあった。
「はなまる」を8年半担当していたTBSの斎藤哲也アナウンサーは、「はなまるの太陽のような人でした。信じられない。信じたくない」と涙ぐんだ。「頭の回転の早い人で、たとえばペットの話題になると、『うちでバク(夫の大和田獏)飼ってる』とすぐ返すなど、アナウンサーをスッと救ってくれた」と思い出を語った。
岡江に最後に会ったのは昨年夏(2019年)。岡江の誕生日を兼ねた「はなまる」同窓会があり、50人ほどが集まったという。岡江は「来年もやるんでしょ? みんな、また来年ね。まで1年間頑張りましょう」と言っていたという。
キャスターの立川志らく「岡江さんの死を無駄にしないためにも、このウイルスに勝つ。それだけですね」