ご近所で新型ウイルス感染!詳しい情報教えてくれない保健所や役所...風評広まってかえって不安

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   身近なところで新型コロナウイルス感染者が出たら、私たちはどの程度の情報を知ることができるのか。店舗や公共施設から感染者が出ても、保健所などが公表するように指示をすることはないが、昭和大学医学部の二木芳人・客員教授は「保健所から指導を受け、徹底的な消毒や従業員の健康管理が行われるので、かえって安全。心配はいりません」と話す。

   番組の新型ウイルスに関する疑問や不安の投稿サイト「#とくダネコロナSOS」には、「隣町のパチンコ屋に感染者が来店し、次の日に消毒したらしいが、何事もなかったように営業しているので怖い」という声が寄せられた。店舗などに感染者が立ち寄っていたら、クラスター発生の可能性に応じて自治体が公表することもあるという。

公園で感染拡大しても発表しない?

   公園で感染が広がっている可能性もあるだろう。「公園でマスクもしていない中学生たちが密着してたむろしている。親も知らないうちに感染が広まっているのでは」という不安の声もあった。

   「公園では、誰がどの場所でどのように接触しているかわからないので、扱いはかなり難しい」と世田谷区保健所の担当者は話す。つまり、感染の公表はないということだ。荒川区は区内9か所の公園を閉鎖、50か所以上の公園で遊具など一部使用禁止の措置を取っている。

   公園については、二木医師も「かなり危なっかしい」と指摘する。「うちの隣の公園にも、天気の良い日は家族連れが大勢やってきて、お子さんたちが遊具で群れて遊んでいます。マスクはしていても、お母さんたちも近い距離でお話していて、ベンチではお年寄りが談笑しています。思いがけないところにリスクはあります」と言う。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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