92人感染「メガクラスター」が発生した中野江古田病院 それでもなぜ外来診療を続けていたのか、近所で聞くと

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   14日(2020年4月)までに東京都中野区の中野江古田病院では大規模な院内感染、いわゆる「メガクラスター」が発生、これまで92人の感染が確認された。

   中野江古田病院は病床173床、内科・外科・整形外科など14科あり、二次救急医療機関に指定されている。おととい12日、都内では166人が感染したが、そのうちの87人がこの病院の患者、医師、看護師らだった。

   中野区保健所によると、今月1日、「原因不明の発熱症状の患者がいる」と相談があり、PCR検査をしたところ、4日に患者5人が陽性とわかった。保健所は3日に外来診療など停止を指示していたが、病院は翌日まで続けていた。

すぐ近くの総合東京病院でも集団感染

   そこから歩いて2分、200メートルほどの総合東京病院でも集団感染が起き、5人が感染した。ここも病床450床で二次救急医療機関。病院では感染確認の4日後のきのう13日、外来診療や救急受け入れを見合わせしている。

   家族が両方の病院を利用しているという女性は、「来週あたり、薬を取りに行かなければと思っています。2つの病院とも近いので、どっちかがダメでもどっちかが大丈夫という安心感はあったのですが、どちらもダメになると、どうしたらいいんでしょうか」と途方にくれていた。

   司会の加藤浩次「(中野江古田病院が)なぜ外来診療など中止しなかったと思う人もいるでしょうが、薬をもらわないと困る人もいるわけですね。それにしても、病院自体が院内感染になると、診療ができなくなる」

   ロバート・キャンベル(国文学研究資料館館長)「医療従事者たちのマスクなど防護環境が問題ですね。医師や看護師が感染し出口が塞がってしまい、悪循環になります」

   加藤浩次「街の中には実際に感染している人が蔓延していると考えたら、いま感染防止をしておかないと。病院に行っても誰も治療してくれない、病院に行ったらそこが感染するところになった、となったらエライことですからね」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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