大河「麒麟がくる」マムシの道三VSコブラの帰蝶 戦国父娘対決が凄すぎて染谷信長ちょっとマザコンでは?

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   「さすがマムシの娘」「いや、メスのコブラのような凄みだ」。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」が12日(2020年4月)に放送された。

   タイトル「帰蝶のはかりごと」のとおり、帰蝶(川口春奈)が夫・信長(染谷将太)のために奔走する姿が描かれたが、父親・マムシの斎藤道三(本木雅弘)の裏をかくべく戦国裏社会の勢力と交渉するシーンに、ネット上では「オヤジ以上の美しいワルだ」「しびれる!」という声が殺到した。

  • 伊呂波太夫から傭兵を買い付ける帰蝶(NHK番組ホームページより)
    伊呂波太夫から傭兵を買い付ける帰蝶(NHK番組ホームページより)
  • 伊呂波太夫から傭兵を買い付ける帰蝶(NHK番組ホームページより)

「信長、帰蝶プロデュースだってよ!」

   物語は、斎藤道三が信長に会見を申し込む。道三の真の狙いは信長の力量を見極めて、もし器量がなければ暗殺して他の織田の者と手を組むことにあった。信長は会見を断ろうとするが、マムシの父親の性格を知っている帰蝶は「断れば臆したと見なされ、私は美濃に戻らなくてはならなくなる」と弱気になる信長に喝を入れる。

   そして、信長に「父上は新しきもの、美しきものを好む」と会見場での着物もアドバイス。さらに根来衆と通じている旅芸人一座の首領、伊呂波太夫(尾野真千子)を使って大量の鉄砲兵をかき集めて、こっそり沿道から信長の隊列をのぞいていた道三の度肝を抜くのだった。

   ネット上では「川口帰蝶」称賛の声が相次いでいる。

   「夫信長に加勢させる為、一肌脱いだ帰蝶。さすが親の性格を知り抜いた策略。『父と私の戦じゃ』。夫をたてる演技も既に見事にこなしている川口春奈!この大河に急きょ抜擢された春奈さんに、改めて女優として魅力を感じ、将来性を強く感じました!」

   「海千山千の伊呂波太夫を前に傭兵を買い付ける帰蝶。10代か20代前半にしては、えらい腹の座り方だと思いました。尾野真千子の目力に負けず、川口さん頑張った。ラストの傭兵による軍勢、映画っぽくて好きでした。いよいよ来週は信長との初顔合わせ。小屋での顔探りは有名なエピソードだか、竜虎合いみまえるシーンはどのように描かれるか、今から楽しみだ」

   「信長、帰蝶プロデュースだってよ!いいじゃないの。史実的にはアリだよ。根来衆は金で雇われれば、戦場に赴く傭兵部隊なので、あのようなことは考えられる。しかも、雑加衆と違い信長には友好的だったし、その辺も大丈夫!独自の貿易ルートを持っていたので、取引は砂金)もオッケーだ。信長は道三の信頼を得ることで大きく成長していくので、今回の帰蝶は全然ありでしょ、帰蝶が関わってないほうが不自然でしよ!」

   「今回はマムシの父親と、コブラの娘の対決だった。お互いに心理戦がスゴイ。土岐頼芸には鷹を皆殺しにして脅しをかけるマムシの道三。一方、その道三には外人部隊から借りた大軍で戦闘力を見せつけるコブラの帰蝶。戦い方にも二様があることを対比させ面白かった。帰蝶の『手付けじゃ』、ニンマリはよかったぞ」

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