「安倍さん、大丈夫? コロナに感染して頭でもおかしくなったの?」「何という無神経さ!何様のつもりだ!」――。こんな驚きと怒りの声が安倍晋三首相に向けられている。
安倍首相が12日(2020年4月)、公式ツイッターに新規投稿。シンガー・ソングライターで俳優の星野源がインスタグラムに投稿した曲「うちで踊ろう」の動画に自身が自宅でくつろぐ姿を「コラボ」としてアップしたのだ。
「こんなに空気読めない人だとは...。小池さんの真似はやめて」
安倍首相は、星野が弾き語りする歌声をバックに、自宅のソファーで犬を抱いたり、コーヒーを飲んだり、読書をしたり...リモコンを手にテレビを見ている姿をアップした。
そして、「友達と会えない。飲み会もできない。ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が確実に救われています」「今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘して下さっている、医療従事者の皆さんの負担の軽減につながります」 などと呼びかけたのだった。
この投稿に対してはこんな猛批判の声が相次いでいる。
「こんなに空気読めない人だとは...。小池百合子都知事がHIKAKINの動画に出たのが好評だったから真似したのだろうけど、すべてが裏目。人の動画に出るのなら小池さんみたいにやることやってからにしてくれ」
「ヒカキンは小池さんに取られちゃったしね...。ニュージーランドの首相のように毎日、子供や大人にいろんな情報を配信したり、常に国民目線に立っていたりしたら賞賛もされるでしょうが、本当にプレゼンが下手な人。同じことを大阪府の吉村洋文知事がやったら、みんな喜んだよ。でも、誰かに『今こういうのを総理がやって平民にレベル合わせたら人気出るのよ』と進言されたかのような取ってつけた感。ネットを使いこなしていたら、今自分がどう見られているか、分かっていると思うけどね。やるならせめて、内閣が頑張っている姿でコラボしたらまだマシだったと思う」
「総理ご自身が投稿しているわけじゃないのだろうけど、窮地に立たされている国民の気持ちを逆撫でするような投稿はやめていただきたい。星野源を利用するのもやめていただきたい」
「昭恵夫人も『ズレてるわよ』と止めるべきだ。いや似た者夫婦か」
「びっくりした、この動画。なんて言うか...安倍首相の政治センスの無さにはもはや驚きしかないというか。本当に国民の気持ちや状況が推し量れない人なんだなあとしみじみ。昭恵夫人も、『その企画はちょっとやめた方がいい』と言えばいいのに。言えないか...同じくらい感覚がズレてるものね」
「似た者夫婦。だから、昭恵さんの暴走も止められないというのが、よくわかりました」
「呆れました。フィリピンのドゥテルテ大統領と議員200名が給与1カ月全額寄付、コロナ対策1億円にという記事、安倍マスクさんに見せてやりたい。布マスク2枚配布で400億円? 400の病院に1億円ずつ配ったほうがまし」
「同感です。徳川綱吉の『生類憐みの令』とともに、『安倍布マスクの令』は悪政の極みとして歴史に名を留めるだろう」
「極めて不快に思いました。現在、新型コロナの感染拡大のリスクと第一線で休まずに戦う保健医療従事者、私たちのような生活相談や労働相談を受ける支援現場は多忙を極めて休むことなど許されません。いま休んだり、くつろいだりすれば、社会がより疲弊するからです。まず首相自身の認識、責任感が低いことを視覚的に理解するもので呆れ果てました。これ以上、この首相ではダメだ、と市民に絶望感、不安感を与えないようお願いします」
ごく少数だが「いい動画」だという声もあった。
「すごくいい動画。安倍総理が、国民が外出するのは退屈だから、としか認識してないことがすごくよくわかったし、伝わってきた。国民に生活があること、だから外出制限に応じられない人がいることを全く理解してないから、そりゃ休業補償とか考えもしないよな。もう、脱力しかない」(テレビウォッチ編集部)