立川志らくの暴論「学童保育なんか閉めろ。子供の命より仕事が大事か」休校中でも働かなければならない親多いのに...

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   新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、東京都など多くの自治体で小中高校が休校しているため、保護者が日中に家庭にいない児童を対象にした学童保育に子どもが集まり、休校の効果が疑問視される事態となっている。

   上路雪江リポーターはきのう9日(2020年4月)、神奈川・横須賀市の「岩戸大矢部学童クラブ」を訪れた。この日は23人の子どもたちが来ていた。小学校の教室を使用して、密閉された空間ではないものの、子どもたちは集まってカードゲームなどで遊び、マスクをしていない子も少なくない。「お子さんなので、遊びに夢中になるとマスクをつけるのを忘れちゃうみたいですね」と上路リポーターは伝える。

   おやつの時間は対面させないよう座らせるなどの対策はしているが、多い時で48人が一部屋に集まることもある。職員の数は1日4人しかおらず、すべての子どもに目を配ることは難しい。職員の加藤利江さんは「限界に近いですね」と話す。

市は「緊急事態宣言出たので校庭で遊ばせるな」

   取材中、学童に1本の電話がかかってきた。「なんで部屋に閉じ込めておくんですか。ありえないと思います」と永松範子代表が電話口で声を荒げていた。電話の相手は横須賀市学童保育課の職員で、「緊急事態宣言が出て学校が休校になっているので、校庭で遊ぶことは控えてほしい」と言われたという。役所の職員は、子供のことより国や県の指示に従うことが優先なのだ。

   キャスターの立川志らく「学校は子どもたちが密に集まってしまうから休校させたのに、なぜ学童は休みにしないのか。働きに行く親御さんにとっては、学童は大事かもしれないけど、何が大事なのか。働きに行くことか、子どもの命か。子どもの命が大事なら、なぜここを閉めなさいと言わないのか。この矛盾は理解に苦しみます」

   志らくはきのう9日の番組でも、「世間の学童は今、地獄だそうです。マスクはない、狭い空間に子どもがいっぱい来てしまう。世間中の学童は悲鳴を上げている状態です」と訴えていた。この能天気で高額収入の落語家は、こんな時でも、子どもを預けて働かなくては食べていけない人がいることに、まったく考えが及ばないのだろう。

   司会の国山ハセン「子どもたちは遊びたい、親も預けたいというのがあって、疲弊しているのは現場の職員という現状です」

   山崎大祐(社会起業家)「国がやることと自治体がやることを分けて考えるべきです。教育委員会は現場を見て、もっとフレキシブルに動いてほしい。現場を見ていないからわからないことがあるのではないでしょうか」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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