「スーパーなどの従業員が新型コロナウイルス検査で陽性になったという一覧表です」と森圭介アナが紹介した。北海道から沖縄まで14都道県、計16人に上る。多くの店が臨時休業に追い込まれている。SNSには「日々、感染リスクを感じながら仕事をしています」「レジでも直接お金を手渡したら、ウイルス扱い的な感じに見られる。私も人間だから傷つく」といった声が投稿されている。
リポーターの大竹真がコロナ対策を取り組んでいるスーパーを取材した。東京都大田区のマルヤス大森町店では、レジの従業員がマスクだけでなく、ビニール手袋をはめて、ゴーグルを着用していた。担当者は「スタッフの安全と、地域の皆様にも迷惑をかけないようにと思っています」と語る。アルバイトの女性は「お客さんには完璧だね、対策バッチリだね、といわれます」。
客の注意点は「店ではなるべく喋らないこと」
神奈川県川崎市のコストコ川崎倉庫店では、館内放送で、「新型コロナウイルスの感染を防ぐ手段としてソーシャルディスタンス、2メートル程度の距離を保っていただくことが重要となります」と呼びかけ、レジには赤い線が引いてある。
キャスターの水ト麻美によると、「全国スーパーマーケット協会に聞きますと、国や行政からの指示ではなく、各社独自で対応しているそうです」
司会の加藤浩次「スーパーではいろんな対策をしているんですね。医師の立場から、スーパーでの買い物について注意点はありますか」
日本感染症学会・専門医の佐藤昭裕医師は「まず、距離をとることですよね。また、スーパーには入口と出口にアルコール消毒剤を置いてもらい、ウイルスを持ち込まない、持ち帰らないことが大切です。買い物中には、目とか口とかに触らないこと。そして、なるべく1人で行って、飛沫を飛ばさないようにしゃべらないことですね」
加藤「小さいお子さんを連れて行くときはどうしたらいいのでしょうか」
佐藤医師「やはり、なるべくしゃべらないようにして、顔に触らないようにし、帰ってすぐ手を洗うことですね」
全国スーパーマーケット協会によると、「多くの店で人手不足が起きている。従業員は懸命に働いているので、入荷予定を何度も聞くようなことはしないように協力してほしい」といっている。
一ツ石