東京都の新型コロナ感染者は、昨日5日(2020年4月)に新たに143人が確認され、合わせて1034人と千人を超えた。143人中92人の感染経路は不明で、小池百合子都知事も「驚くような数値。リンクが見えない方も90人を超えている」と危機感をつのらせる。
こうした状況を踏まえ、政府もいよいよ緊急事態宣言へと動き始めた。今日、安倍晋三首相は有識者会議に諮問を行い、早ければ明日(4月7日)にも宣言を行うのではないかとみられている。
東京、大阪、埼玉などに最短3週間の外出自粛要請か
緊急事態宣言は、地域を指定して不要不急の外出自粛要請や学校の休校、映画館・デパートなどの利用停止、イベントの開催自粛の要請・指示などを行うことができる。対象地域として検討されているのは東京、大阪、埼玉などで、宣言されれば最短でも3週間の外出自粛要請が行われるとみられている。
キャスターの立川志らく「多くの人が早く緊急事態宣言を出した方がいいと言っているが、メリット、デメリットを検証しなければいけない」
小林寅喆(いんてつ)教授(東邦大学)「東京都の感染者数は、3月20日~22日の3連休の結果が出てきている。もっと強い対策が取られれば減っていくが、このままだと増えていく。まだ少しゆるみもある。緊急事態宣言によって大きく変わるのは心構え」
伊沢拓司(WEBメディア運営会社代表)「昨日用事があって外出したが、カフェのカウンターに人が密集していた。意識の問題だと思う。緊急事態宣言が出た、出ないは大事なことだと思う」
国山ハセン(TBSアナウンサー)「スーパーに買い物に行くことができるなど、私たちの生活が大きく生活が変わることはないが、気持ちの上では変わる」
森井じゅん(公認会計士)「問題は経済的な理由で出歩かなければいけない人。保障がなければ出歩かざるを得ない」
文・みっちゃん