全国農業協同組合中央会(JA全中)は新型コロナウイルスの感染拡大で、需要が落ち込んでいる黒毛和牛をただで配布するという。「がんばろう! 日本の畜産・酪農応援キャンペーン」で、1万円相当のステーキ肉800グラムを5000人に配るという。WEB、ハガキ、FAXで4月10日(2020年)まで受け付け。
「なんで?」と全中に聞いてみたところ、東京都内にある倉庫を見せてくれた。マイナス20度に保たれた冷凍倉庫だが、ダンボールに入った和牛肉がうず高くたかく積まれていた。担当者は、「これらは本来、在庫になってはいけないものなんです」という。それだけ売れてないということだ。
都内のレストランはレタスお配りします
お次はレタスだ。都内のレストラン「炭肉酒 仕事馬」は系列店も含めて「生産者応援」というボードを掲げた。「新型コロナウイルスの感染拡大で、市場で買い手がつかなくなった食材を、『生産者にご迷惑がかからない値段で』購入して、御来店のお客様にお配りしております。どうぞお持ち帰りください」という。
結局、系列店の分も含めて2800玉を配った。ビニール袋でレタスをもらった客は、「嬉しいですね。またこようかな」という。
山崎夕貴キャスター「生産者も、もらった人も、お店も嬉しいお話しでした」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト