「アメリカの若い世代が(新型コロナウイルスに感染し)重症化しています」と司会の羽鳥慎一が米国の実状を伝えた。重症化するのは高齢者と思われがちだが、米疾病予防管理センター(CDC)によると、2月半ばからの1カ月間で入院した感染者の40%近くが20歳から54歳だという。英国でも何の疾患もない21歳の女性が死亡した。
白鴎大学の岡田晴恵教授も若者への注意を喚起する。「中国の10代から30代の感染者致死率は0・2%、500人に1人です。他の感染症からすると、これはとてつもなく高い」「空気を吸い込む量が多ければ重症化の可能性は高まる。若い人は平気だと軽視できる問題ではない」と指摘した。
日本では無自覚の若者感染者が多いから事態は深刻
羽鳥「若いからといって安心できないですね。若者は、かからないわけではありません」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「いくら若くても、大量に吸い込んだら免疫力で戦うのはむずかしい。ライブハウスの中で、大声で叫べばそれだけ吸い込む」
青木理(ジャーナリスト)「韓国では検査を広げた結果、感染者の30%ぐらいが若者です。日本の場合、無自覚の若者感染者が多くいて、事態は深刻です」
自分たちは軽症ですむとの楽観は怪しいということだ。感染を他人に広げる危険と同時に、自分も重症化する可能性があるということだ。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト