一昨日29日(2020年3月)午後11時10分、新型コロナウイルスによる肺炎でコメディアンの志村けんさん(70)が亡くなった。
2月20日に70歳を迎えた志村さん。古希の祝いで2月25日に親族が集まったが、普通に元気で、みんなでワイワイ楽しく飲んでいた。志村さんは東京五輪の聖火ランナーで走ることをうれしそうに報告した。コロナの話題も出ていて、みんなで気をつけようと話していた。それからひと月も立たないうちに志村さんは入院し、意識を失った。
親族も別室で画面越しに表情を見るだけだった
コロナに感染していたことで、親族は遺体との対面もできない。兄の知之さん(73)は「会えないまま亡くなっちゃった。病院から火葬場の行くんですよ。そのときも全然会えない。全然顔も見られない。残念だね」と語る。甥の将之さんも「なくなる前日に画面越しに見たが、今にも目が開きそうな感じで顔色も良かった。近くにいって手を握りたかったが、それができない。そのときにお医者さんから、あまりもたないということは説明された」という。画面越しに見られたのは10分ほどでその後容体が急変した。
キャスターの立川志らく「新型コロナウイルスは、人の命だけではなく、家族との別れの機会も奪う」
小林寅喆(いんてつ)教授(東邦大学)「入院中の接触はまずできません」
ヒロミ(お笑いタレント)「最後を看取り、ちゃんとお別れするというのができないというのは本当に怖い」
志らく「お別れの会もやりたいが、人が集まるので今の時期はできない」
舛添要一(元都知事・政治学者)「中世ヨーロッパのペストを思い出した。私たちはこんな感染症を経験していない。侮ってはいけない。本当に戦争だ」
文・みっちゃん