昨日30日(2020年3月)午後8時半、小池百合子都知事が緊急会見を開いた。知事が語ったのは「バーやナイトクラブなど、接待を伴う飲食業への夜間外出自粛」「来年7月23日のオリンピック開幕決定」「4000床を目標に病床を確保すること」の3点だった。
米紙は五輪日程発表に「世界がコロナと戦っている最中に無神経」と激怒
緊急会見ということでいよいよロックダウン(都市封鎖)宣言が出るのかと集まった記者たちは拍子抜け。「夜間の外出禁止が要請されている中で緊急会見が開かれると来なければいけない。会見を定例化してもらった方が都民も不安にならないのでは?」と質問も出たが、小池知事は「状況は日々刻々と変化しております。それに応じて都民の皆様にお伝えする必要が出てくると判断した上で臨時会見を開かせていただいています」とこれまたピント外れの答えだった。
折しも、30日の米紙USAトゥデー(電子版)は、東京五輪の新たな大会日程が発表されたことについて「世界中でコロナと戦っているときに無神経の極みだ」と国際オリンピック委員会(IOC)を批判したばかりだ。
キャスターの立川志らく「どこが緊急だったのか。定例としてやってくれればよかった」 舛添要一(元都知事・政治学者)「都庁の定例会見は金曜日だったが、私は少ないと2回に増やした。こういうときは毎日やればいい」
ヒロミ(お笑いタレント)「何を発表するのかと思ったらナイトクラブ」
舛添要一「ロックダウンかというときにオリンピックの日程発表は何なの。この日程で終息しているかどうかわからない。この状況でこれを言うのか。1週間くらい待ってもよかった。昨日言って欲しいことは台東区の永寿総合病院の医療崩壊。ナイトクラブもいいけれど院内感染をどうするか」
小林寅喆(いんてつ)教授(東邦大学)「病床は4000床確保するだけではなく、重症を振り分ける、軽症をどうやってケアするといった振り分け基準を決めないといけない。呼びかけていろんな施設を使うことはいち早くやっていかなければいけない」
文・みっちゃん