小池知事の「バーやクラブは自粛して」要請に、銀座高級クラブママ「営業するなと言ってもらった方がラクよ」と冷ややか

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   新型コロナウイルスの感染拡大防止のため東京都や近隣各県などの外出自粛要請が出された週末の土曜日曜を経て、きのう30日(2020年3月)朝は、通勤ラッシュが戻ってきた。渋谷スクランブル交差点には多数の人が行きかい、銀座では時間短縮して営業を再開したデパートで「動かない方がいいかなと思ったけど来ちゃいました」と女性客が言う。

   きのう夜の新宿では「多くの人が出ています。灯りもかなりついています」(岡安弥生リポーター)という状態。男性は「(自粛要請は)ちょっと気になるだけでいいかなあとやって来ました」という。居酒屋の従業員は「ほとんどの店が営業していて、客足は戻った」と話した。

飲食店「生活があるので、もちろん営業します」

   小池百合子都知事は30日夜、若者にカラオケやライブハウス、中高年にバーやナイトクラブの飲食自粛を呼びかけたが、「行きたいときは行きたい」と反発する若者や、「生活があるので、もちろん営業します」と語る飲食店主もいた。4店に従業員100人を持つ銀座高級クラブのママは「どうやって生きていったらいいのか。(自粛要請より)営業するなと言ってもらった方が楽です」と話した。

   司会の羽鳥慎一「人出はあったようですね」

   白鴎大学の岡田晴恵教授は「小池さんの要請は当然です。感染経路の調査にも都合の悪いことは言わない人がいるので、経路を追ってクラスター(集団感染)を潰す戦略は限界です。ある日突然バーストする可能性があります」と警告する。

   青木理(ジャーナリスト)「その通りだが、個人経営の酒場には営業補償がないと、ある種の死刑宣告の可能性があります。そこを何とかしないと自粛要請の実効は上がらない」

   菅野朋子(弁護士)「行くのは自粛でというのは中途半端です。若い人は意識がまだ低い。店は休業補償があれば休めます」

   青木「そこを調整するのが政治です」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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