日本は高齢者が孤独なため逆に助かっている。「悲しいことに独居老人が若者と触れ合うことはない」

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   新型コロナウイルス新規感染者はきのう29日(2020年3月)、東京で最多の68人を記録した。そのうち26人は感染経路不明で、東京都は今後のさらなる増加に神経を尖らせている。

   感染爆発を防ぐキーとなるのが、行動範囲の広い若者の外出自粛だ。先週末は小池百合子都知事が外出自粛要請を出して初めての土日だったが、上野公園の人気スポットが通行止め、渋谷や銀座、さらに桜の名所目黒川も閑散としていた。しかし、20日からの3連休はまだ危機感も薄く、桜が満開となった22日は多くの若者が花見を楽しんでいた。

小池都知事の外出自粛要請は1週間以上遅すぎた

   小池知事の外出自粛要請は遅かったのか。ぐっとラックでは出演者がどのタイミングで要請を出すべきだったか議論を行った。

   辛坊治郎(ニュースキャスター)「大阪では3連休の前に兵庫との移動自粛要請を行った。やるんだったらその前の18日あたり」

   後藤礼司(総合大雄会病院医師)「後出しジャンケンしてもしかたないが、やるんだったら一斉休校となった3月1日。ただ、経済に影響出ただろうから、この時点で自粛要請をすると批判を受けていたと思う」

   国山ハセン(TBSアナウンサー)「世の中の雰囲気は一週間ごとにガラッと変わる」

   キャスターの立川志らく「私も後出しジャンケンだったら3月1日。でもその時はわかんない。私も学校休校でパニックになっていた」

   辛坊治郎「なぜ政府が緊急事態宣言を出さないかというと、マスコミが批判するから。政治家はどうしても世論の顔色を見る。メディアは正しい判断ができるような環境を作らないと」

   スタジオでは自粛要請が遅れたという意見が多かったが、今後の見通しはどうなるのか。

   辛坊治郎「関東は桜で3連休の人出がすごかった。野放しにしていた影響はこの週末あたりに出てくる。日本ではすでに若者中心に感染が広がっていると思う。死者が少ないのは日本で高齢者が孤独だから。(医療崩壊を起こしている)南ヨーロッパの生活習慣は子供が高齢者にキスする濃厚接触の文化。日本は悲しいことに独居老人が若者と触れ合うことはない」

文・みっちゃん

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