「テセウスの船」最終回、まさかの真犯人にネットで非難ごうごう!「ミステリーがお笑いになった」「期待外れ」「がっかり」

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   「全員が犯人!」と言われた超ド級なぞ解きサスペンスドラマ、TBS系「テセウスの船」(写真・TBSのホームページより)最終回が22日(2020年3月)に放送され、ついに黒幕の正体が明らかになった。視聴率も過去最高の19・6%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、最高の盛り上がりを見せたが......。

   加藤みきお(安藤政信)を操っていた犯人は、お笑い芸人せいや演じる田中正志だったのだ。ネット上では「まさかすぎた!」「お前だったのかー!」という声が上がったが、かなり無理筋の展開に「期待しすぎてがっかりした!」「肩すかしを食らって残念」の声が圧倒的だ。しかも、ラストシーンにお笑い芸人の澤部佑まで登場、「緊迫したミステリーがチャラけた最後に終わった」という声も多かった。

   ドラマは、東元俊哉氏の同名漫画が原作。田村心(竹内涼真)が31年前にタイムスリップし、父で警察官の佐野文吾(鈴木亮平)が逮捕された無差別殺人事件の謎を追う物語。原作とは真犯人が違うところがミソで、次々に怪しい人物が登場、ネット上では誰が真犯人か話題沸騰になっていたのだが......。

「せいやの登場で私の心は冷めた。もっとビックリしたかったのに」

   「せいや真犯人」にガッカリした意見はこんな声に代表される。

   「せいやが登場してから私の心は冷めました。もっとビックリしたかった。しかし、最後まで麻生祐未は怖かった(笑)」

   「小藪とせいやと澤部見たら内容が頭に入ってこなくなった。残念。竹内涼真と澤部が兄弟って、顔似てなくてあり得ないでしょう。ふざけすぎ!」

   「『どこに行っても殺人犯の子といわれ、妹は自殺まで追い込まれた』ほどの事件を、文吾はなぜすぐ思い出さないのか。そもそも、故意でもなく起きた事故、しかももみ消されたものがそこまで広まるのか? 消化不良な結末で残念です」

   「最終回期待しすぎて肩すかしくらいました。黒幕が出てくるまではよかった。みきおの動機は子供らしく、でもサイコでこれまでの流れとも繋がっていて納得。黒幕はやっぱり校長か!と盛り上がり、駐在所に和子と二人きりで話すシーンはまさかここで校長が豹変?と超ゾクゾクで怖かった。でもストーリーに入り込んでいたのはここまで。霜降のゴリ押しが日曜劇場にまで...と、すごく残念。せいやが出てきた途端すごく冷めてしまった。せいやで頭が真っ白になっているところに澤部でトドメ。お笑いの人の印象が強いドラマになってしまった。俳優さんたちはこれで納得しているの?」

   「てっきり黒幕は校長だと思っていたのに、東京に息子と孫に会いに行っていただけとは。それにしてはあの絵はヤバすぎる。犯人はまさかのせいや。思わず、おまえかいと突っ込んでしまった。最後も、みきおと先生が喫茶店で笑顔で働いている。みきおはあれだけの事をして更正したの?また、鈴は整形後のまま、心の兄は澤部。もう笑うしかなかった」

「いかに原作漫画が良かったか、TBSさんに教えてもらった」

   いろいろとツッコミが――。

   「9、10話で原作のよさを台無しにしてしまった。1977年の展開って必要だったのか、非常に疑問。文吾が正志の母を逮捕したのが点数稼ぎになるのか? 正志の母が故意で毒キノコを入れたのではなくても事実なのだから一旦逮捕するものでは? 正志、逆恨みしすぎ。高校時代のさつき先生を孕ませたのは校長の息子、という解釈でよいのかな? いずれにしても伏線の回収が下手すぎて消化不良。パラビで補完しろって、それは違うだろう。地上波で流す限りは1個の作品として完成させるべきだった」

   「安藤正信のみきおが心に犯人は俺だ、と言うのは何だったの?麻生裕未はなぜ殺されたの?わけわからん」

   「毎週楽しみに観ていましたが、謎が多く残り過ぎてモヤモヤする! 翼はどんな弱みを握られて子供のミキオの言いなりになったのか。いつ、文吾のワープロに証拠を残し、裏に毒のビンうめたのか」

   そして、期待しすぎただけにこんな恨み節も――。

   「2時間サスペンスドラマを10話引き伸ばして見終わった感じの最終回。その割には伏線も事件の詳細も回想せず、取ってつけたハッピーエンド。やはりお笑い芸人より俳優さん使った方がいいよ。でも今のテレビ界は全てに予算がないのかな。頭の体操にはなったかな。テセウスのボロ船に拍手!」

   「いかに原作漫画が良かったか、TBSさんに教えていただきました。ありがとうTBS!さよならTV」(テレビウォッチ編集部)

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