秋が来て、喜美子(戸田恵梨香)は穴窯の準備に忙しくしていた。息子・武志(伊藤健太郎)は闘病生活を続けている。骨髄移植のためドナーを探していた武志の友人、学(大江晋平)と大輔(七瀬公)は、自分たちの無力さを感じ落ち込む。その様子を見ていた武志の父親・十代田八郎(松下洸平)は、武志の思いをひそかに告げる。
だんだんと体力が衰えてきた武志は、とうとうバイトを辞めることになった。「これからはもっと陶芸に打ち込めるっちゅうことや!」。武志の陶芸への情熱は一層強まっていった。
友人たちを招いてスッポン鍋
いよいよ窯たきが終わり、喜美子は焼きあがった作品を取り出す。武志は母親の作った自然釉の作品を見つめた。
喜美子の妹の直子(桜庭ななみ)がやって来た。お土産はスッポンだ。「これ食べれば元気になるで!」
武志の友人らを招き、スッポン鍋を食べる会が開かれた。直子は武志と石井真奈(松田るか)の仲をもどかしがり、うぶな真奈に突っ込みをいれる。賑やかな食卓になった。(NHK総合あさ8時)