「花見の宴会禁止」の上野公園を歩くと...ベンチの陰でこそこそと。そうまでして飲みたいか!

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   東京はおととい14日(2020年3月)に、統計を取り始めて最も早い桜の開花となった。しかし、新型コロナウイルの感染拡大防止のため、小池百合子知事も「花見の宴会はお控えください」と呼び掛けている。さて、花見の名所、東京・上野公園はどうなっているか。きのう、「とくダネ!」が見に行ってみると...。

   阿部悦子リポーター「噴水の周りに座っている人たちがいるんですが、みなさん少しずつ離れて等間隔です」

   2メートル以上の間隔があるとうつりにくいといわれているからだろう。桜の下にはフェンスが置かれ、通路には「宴会禁止」のプレートが張られている。人もまばらだ。

これまでの花見そっちのけ大騒ぎが異常だった

   それでも、シートを敷いて飲んでいるグループがいた。男性5人。ワインやアルコール飲料缶を持ち込み、スナック菓子をつまみにやっている。しかし、やはり気が引けるのか、大声でしゃべったり笑ったりはなく、宴会とはいささか雰囲気が違う。「とくダネ!」が話を聞きたいと近づくと、顔出しNGといい、しばらくするときれいに後片付けをして立ち去った。

   阿部リポーターが園内を回ってみると、「歩き飲み」と「コソコソ飲み」をあちこちに見かける。男性2人組は缶ビール片手に、桜を見上げながらぶらぶら歩いている。「座らないで、缶ビール1本くらいならいいかなと思って」と話す。

   夫婦と子どもの家族連れも、「桜見ながら、飲みながら歩こうかなと」という。公園事務所によれば、シートを敷いて車座になったりせず、歩き飲みはOKだという。

   ベンチで隠れるようにコソコソ飲んでいる男性2人組がいた。「お酒飲まないと、花見感が出ないですからね。外だし、少人数ならと思ったけど、やっぱり周りの目が気になりますね」と苦笑い。事務所によると、大人数でなく短時間なら、これもOKだそうだ。

   そもそも、これまでの花見そっちのけの酒盛りで大騒ぎ、大暴れというのが異常だったのだ。今年は静かにめでることにしようか。

カズキ

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