喜美子(戸田恵梨香)は「お母ちゃんが生かしたる」という決意を胸に、息子・武志(伊藤健太郎)の入院生活を支えた。武志にも変化があった。現実を受け入れ、逃げずに病気と戦おうと前向きに治療に取り組もうとしていた。みんなにも隠さず病気のことを話そうと心に決めた。きっかけはジョージ富士川(西川貴教)の絵本だった。
そんな時、元夫の十代田八郎(松下洸平)がやってきた。「会社を辞めて、武志のそばにいてやろうと思う」と言う。喜美子は「そんなことして武志が喜ぶはずないやろ」と非難すると、ジョージ富士川の絵本を開いて見せた。そこには武志が書き込んだメッセージがあった。それを見て、八郎も武志の願いを理解した。
やっと退院のめどがついたときに・・・
武志は大崎医師(稲垣吾郎)と相談し、退院して通院治療に切り替わることが決まった。病室には熊谷照子(大島優子)、大野信作(林遣都)、石井真奈(松田るか)など次々と見舞客が訪れた。感染症を防ぐため、全員がマスク姿だが、親しい人たちに囲まれて武志は嬉しそうだ。
しかし、退院間近という時、武志の容態が急変する。(NHK総合あさ8時)