NHK連続テレビ小説「スカーレット」(総合あさ8時)は残り2週間余りだが、ここにきて視聴率が20%の大台にのる日が増えた。きのう10日(2020年3月)も20・1%で、息子・武志(伊藤健太郎)が白血病を発症し、ヒロインの川原喜美子(戸田恵梨香)がそのことを伝えるべきか苦悩するストーリーだった。
スカーレットは話が地味で、ドラマの舞台が焼き物の里の信楽からほとんど動かないこともあって、視聴率10%台が続いている。ところが、武志の体調が思わしくなくなってから、「武志ロス」を心配するファンが増えたのか、先週も20%台を連発しているのだ。このまま最終回まで20%クリアが続くといいのだが、人気の理由が「武志の死」というのは皮肉だ。(テレビウォッチ編集部)