東京・池袋のジュンク堂書店で飛ぶように売れていたのは、人気コミック「鬼滅の刃」だった。シリーズ全19巻の累計発行部数は4000万部超え。6日(2020年3月)に発表されたオリコン週間コミックランキングでは、「鬼滅の刃」が1~10位を独占した。特設コーナーを設けたジュンク堂は各巻1人2冊までとしているが、棚は空っぽだ。
どうやら、一斉休校、イベント中止、外出自粛で、買い急ぎに拍車がかかっているようなのだが、親やさらに祖父・祖母世代も楽しんでいた。大正時代を背景なので違和感がないのだろう。
新潮社出版部長の中瀬ゆかり「集英社がうらやましい」
しかし、司会の小倉智昭はあまり興味がなさそうだった。「人間以外のキャラクターが出てくると弱い。アニメを見たけどきれいですね」
新潮社出版部長の中瀬ゆかりはさすがに同業者だけに詳しかった。「いまは鬼滅一色ですね。ノベライズも売れています。読まないと損です。私は集英社の回し者ではないけど、この売れ行きはうらやましいですね」
文
バルバス| 似顔絵 池田マコト