倒産を恐れる中小企業ほど「感染隠し」が多い
従業員などの感染を隠すと、会社は安全配慮義務違反に問われ、損害賠償請求の対象になる可能性もある。隠すのは悪いことだが、中小企業の場合、正直に公表することもリスクが高い。経済ジャーナリストの荻原博子さんは「中小零細企業の場合にはほとんど自転車操業でやっている場合が多いので倒産してしまうところも結構ある。本当にいけないことですが、隠さざるを得ないところもあるのだと思う」と話している。
実際、感染を公表した飲食チェーン店の70代経営者は、3日間の休業期間を経て店を再開したが、今も客は普段の半分以下だ。
キャスターの立川志らく「もし私がコロナウイルスにかかったら、当然自宅待機になって、この番組のスタッフも出演者も濃厚接触者なので仕事ができなくなる。果たして私は言えるかな?」
鴻上尚史(演出家)「言うしかないでしょうね。隠し切れるものじゃないし。検査受けないで隠した場合、最終的に混乱はでかくなる」
文
ピノコ| 似顔絵 池田マコト