新型コロナウイルスの感染拡大で政府がイベントの中止・延期を要請するなか、椎名林檎(写真・2019年6月撮影)がボーカルを務める東京事変が2月29日(2020年)、東京国際フォーラムでライブツアー「ニュースフラッシュ」を決行した。
解散から8年ぶりの再始動の初日で、約1万人のマスク姿のファンでほぼ満員だったという。ネット上では「東京五輪が中止に追い込まれてもいいのか」と激しい批判の声が上がっている。
大阪でライブの集団感染があったばかりなのに
「感染症専門医です。私は椎名林檎さんのファンですが、このライブ決行については大変残念に思います。新型コロナウイルスの感染が成立しているのは多くが長時間の屋内閉鎖空間での滞在です。ライブハウスはその条件を満たす環境ですし、大阪でもライブハウスでの集団感染が報告されたばかり。大阪の事例のように軽微な症状の方が、人の集まるイベントに参加し感染を広げている可能性があります。今はみんなが我慢する時期です。子どもたちの臨時休校だけで解決する問題ではありませんので、我々大人も今の時期はできる限り屋内の人が集まる場所に行くことは避けましょう」
「椎名林檎さんは、東京五輪の開閉会式プランニングチームのメンバーなのですから、ライブ中止の決断をすべきでしたね。東京五輪が中止に追い込まれてもいいのですか」
「自己中にも程がある。本人やメンバーや行った人が罹患しても自己責任だが、全く無関係な人にうつすかもしれないですよ。家族や友人、職場や電車でもね。クラスターを出して五輪の音楽担当がやれる?林檎さん好きだったけど、正直ひきました」
「社会を敵に回した。これでもう、国関係のイベントには関われないな。もちろん東京オリンピックも」
「急に休校になって子ども達は卒業式すらもままならず、悲しい思いをした子が沢山いると言うのに。自分達さえ良ければって考えなんだなーって思う」
そして最後にこんな声が――。
「XJAPANのYOSHIKIさんは、無観客ライブしてほしいと依頼があったが、断ったそうです。スタッフにも危険が及ぶ可能性があるかもしれないと言う事で。これが普通の感覚だと思い、共感しました」(テレビウォッチ編集部)