2月29日は「円満離婚の日」!裁判ではなく話し合いで別れる3ステップ

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   2月29日は「ふたりにふくあれ」と読んで、4年に1度の「円満離婚の日」なのだそうだ。3月は1年で離婚件数が最も多い月で、その前日に夫婦関係を改めて考えようという狙いらしい。

   育児情報などを発信する「日経DUAL」が、既婚の男女477人を対象にアンケートすると、「離婚を考えたことがある」という人は69.4%、「すでに行動に移している」という人も11.3%に上った。

   菊池幸夫(弁護士)「大事なことは、なるべく夫婦の話し合いで離婚するということ。裁判までいくと、ストレスですし、疲れます」

   話し合いで気持ちよく別れるためには、もしもの時に備え、仲の良い時期からの準備が必要だと言う。そのための3つのステップがあるという。

   ステップ1は「ラブラブ期」に相手の財産を知っておくこと。財産分与は、基本的に、結婚後に築いた「共有財産」を夫婦で2等分するが、そのためには財産を把握していないといけない。「ポケットにしまっちゃって絶対言わないというケースもありますから」と菊地弁護士。

   結婚前から持っていた財産や、相続などで結婚とは無関係に入った財産は分けなくてもよい。たとえば、専業主婦がためていたヘソクリは夫が稼いだお金なので、分けないといけない。また、負債も家族の共有財産なので、住宅ローンなどには注意が必要だ。

別居中でも専業主婦なら生活費受け取れる

   ステップ2は「倦怠期」にすべきことだ。離婚の2文字が頭をよぎるようになったら、有利な証拠集めを始めよう。具体的には、性格の不一致が不仲の原因なら、相手が言ったことを書き留める「日記」など。後から加えられるバインダー式のものやパソコンなどではなく、ノートに書くとよい。夫婦げんかを録音したボイスメモなども有効だ。

   浮気が原因なら、肉体関係を示すラインやメールの写真、レシートやカードの明細、探偵に依頼した写真など。

   ステップ3は別居になったら婚姻費用をもらうこと。夫が働いていて妻が専業主婦のケースでは、夫は離婚が成立する日まで生活費を払う義務がある。知らない人が多く、申請しない場合が多いという。

   司会の加藤浩次「こういう段取りを踏めば、円満離婚になるということです」

   大畑大介(ラグビー元日本代表)「考えたくもないし、このステップを踏んでいること自体、円満じゃないことが分かりました」

ピノコ

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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