両親に代わり、喫茶「SUNNY」の店番をしていた大野信作(林遣都)と妻・百合子(福田麻由子)は、夫婦ケンカになり、百合子は店を飛び出してしまう。ろくにコーヒーも淹れられない信作が1人で店に立つことになった。「なんやねん、あいつ。店番なんて1人でできるわ!」
信作がぶつぶつと文句を言っていると、店のドアが開いた。女性5人組の客がガヤガヤと入ってきた。お母さん合唱団だと言う。それをきっかけに、客は次々とやってくる。次々とくる注文に、信作がてんてこ舞いしていると、今度は電話が鳴り出す。
店にあったラジカセを再生すると...
しばらくして百合子が店に戻った時には、客はもういなかったが、その乱雑ぶりから信作の悪戦苦闘が想像できた。ふと見ると、ラジカセのカセットテープが動いている。再生すると、留守中の店の様子と信作の声が聞こえてきた。
その晩、温泉旅行から帰ってきた両親の大野忠信(マギー)と陽子(財前直見)は、いつもとは違う息子夫婦の様子を目撃する。何かあったらしい。(NHK総合あさ8時)