居酒屋で酒やソフトドリンクを注文せず、無料の水だけで食事することは、ありかなしか。「近くの居酒屋に行きましたが、全員の飲み物は水でした」という水で乾杯する投稿動画に、「居酒屋に何しに来ているんだ」「この感覚は残念です」など批判の声が噴出した。「食べ物も頼んでいるし、問題ないのでは」「なんで批判する?別によくない?」という意見もある。
店側はどう思うのだろう。居酒屋経営者は「端的にいうと、悲しくなりました。本来はお酒を楽しむ場だということを配慮してほしいです」と話す。「グッとラック」が街で100人に聞いたところ、「あり」が53人、「なし」が47人だった。
店側は「儲からないので困ります」
店にとっては、利益率が高いドリンクの注文がないということは、経営を圧迫する。「料理というのは、携わる人もたくさんいるので、コストがかかります。ドリンクは仕入れの原価だけで、提供すれば利益になるので」と経営者は話す。
別の居酒屋の店主も「お酒を飲む方に来ていただきたいのが正直な気持ち。お酒は非常に大きなウエイト(利益)を占めますので、食事よりお酒の方がありがたい」と言う。
ウェブマガジン編集長・望月優大は「お店側に『ワンドリンクお願いします』という自由と権利はあると思いますが、(食事だけでも)ありだとは思います」
星野真里(俳優)「飲み物の方が利益が高いということは分かっているので。飲めない方もいますし、たまには水を頼むのもいいと思いますが、その時『すみません、きょうはちょっと水で』っていう気持ちが必要だと思います」
キャスターの立川志らく「僕もお酒は飲まないけど、水だったら有料の水を頼む。世の中って気遣いだもの。気遣いだけでまとまんないから、そこにルールができるわけで、気遣いだけでできるなら、こんな良いことはない。それを『俺たちは客なんだから水だけでいいじゃねえか』って」