日本の今の状況は一か月前の武漢のようだ
このほか、4日間発熱が続く妊婦や、肺炎の男性なども検査を断られている。クルーズ船関連でも、対応にあたった厚労省職員の感染が確認されているが、同じ事務室で作業していた職員が「濃厚接触者にあたらない」として一昨日(2月23日)までPCR検査が行われず、職員は業務を継続していた。
数理生物学が専門の東京大学稲葉寿教授は「武漢は検査キットの不足で感染者把握が進まず、感染が広がった。日本の今の状況は一か月前の武漢のようだ」と語るが、厚労省は昨日の段階でも「市中感染はまれなケースで、検査可能数が不足している認識はない」と呑気なコメントを出している。
青木理(ジャーナリスト)「あきれている。検査してもらえないというのは、いつの時代のどこの話だと思う。一体何をしているのか」
玉川徹「特別な意図があるのかと思っていたが、厚生労働省は本当に無能なのかも」
大谷義夫院長「検査できなかったら診断できない。何も始まらない」
岡田晴恵教授「保健所の所長としては検査したいが、基準に満たなかったら県から怒られるので困っている」
文・みっちゃん