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安倍首相「御用達飲食店」行きつけランキング――「ORIGAMI」60回、「赤坂飯店」25回

   最後は、サンデー毎日の「アベ・ミシュラン」。編集部は第2次安倍政権発足の2012年12月26日から20年2月10日までの毎日新聞「首相の日々」から、安倍首相の行きつけの店をランキングした。

   私はこういう企画は好きだ。首相が行く店は限定される。近さ、警備、ひと目につかない。そいうこともあってだろう、ベスト10のトップは、国会から近い永田町のザ・キャピタルホテルの「ORIGAMI」である。ここの名物は排骨拉麺で価格は2600円。私もここで初めてこれを食したが、絶品というわけではない。

   第2位は赤坂にある「赤坂飯店」。3位には河口湖畔の中国料理店「異彩中国菜館湖宮」。これは安倍首相の別荘があり、ゴルフ場もあるから、向こうへ行ったときは、よく使っているそうだ。「ORIGAMI」が60回と断然多いが、「赤坂飯店」25回で、ここは20回も行っている。

   4位は永田町の日本料理店「水簾」。5位が南麻布の「有栖川清水」。私が昔よく使っていた料亭に「弁慶橋清水」というのがあったが、その姉妹店だろうか。6位が「ORIGAMI」と同じホテルにある「千羽鶴」。7位が3店あって、ステーキの「かわむら」、日本料理の「京都 瓢喜 赤坂店」、日本料理の「紀尾井町 福田家」。10位も3店。ステーキハウスの六本木「オークドア」、別荘近くにある「炭火串焼きI・W」、「紀尾井町倶楽部」。

   会食する相手は、菅官房長官が42回、二階幹事長が28回、岸田政調会長が22回。政敵の石破茂はわずかに3回。わかりやすい人だ。経済人では、JR東海の葛西敬之名誉会長が28回もある。芸能人では故・津川雅彦が13回だが、意外なことに中井貴一が8回も会食している。読売新聞のナベツネはともかく、評論家の金美齢が9回、加計孝太郎理事長が9回。

   私が行ったことのある店は「ORIGAMI」「千羽鶴」「赤坂飯店」「紀尾井町 福田家」の4店か。小泉純一郎元首相の行きつけの店、赤坂の「津やま」がないのは、やはり他人の店は嫌なのだろうか。

  

   今度は河口湖の「異彩中国菜館湖宮」に行ってみようか。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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