クルーズ船内で対策に関わった医師「船内感染はピークすぎたが、下船後の発症心配」

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   クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」新型コロナウイルスの検査・治療に当たった国際医療福祉大学・公衆衛生学の和田耕治教授が、船内での様子を語った。「非常に早く感染が広まると思いました。感染対策についてきちんと勉強した方々が派遣されていますが、それでも感染した事例が出てしまった。どこが汚染されているのか色が付いているわけでもないので、なかなか難しかったです」

   検査上の問題点もあった。「つい数日前までは、検査の能力が足りていなかった。試薬も含めて、ある一定数しかできないことがあり、検査ができずにお断りした時期もありました」

飛行機からもどんどん入って来ていて、すでに流行拡大期

   和田教授は、船内の感染拡大のピークは過ぎたと見ている。しかし、陰性で下船した人たちについては、「検疫法ではクリアしているが、もしかしたら下船後に発症する可能性もあります」と話す。

   望月優大(ウェブマガジン編集長)「国内感染者の616人のうち、542人は船内感染者ですが、下船が始まるきょうは非常に重要なタイミングです。船外で同じような問題が起きないようにしないといけない」

   司会の国山ハセン「山本さんは以前、クルーズ船は『氷山の一角』と話していましたが、感染者の拡大は懸念していますか」

   ナビタスクリニックの山本佳奈医師は「もうすでに拡大していると認識しています。船は止めていましたが、飛行機は毎日のように来ています」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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