元厚生労働相の舛添要一氏は、安倍政権の新型コロナウイルス対応の遅さについて批判した。安倍首相は「先手先手でさらなる対策を、前例にとらわれることなく進めていきます」と言っていたが、「すべて後手後手で対応してきた政府が先手先手っていうのはブラックユーモアに近い」と笑った。
「専門家会議が2月14日に設置され、16日にやっと会合を開いた。国内で最初の感染者発覚から1か月も専門家に何も聞かなかったとは、危機管理として信じがたい。専門家が入らない会議はまったく意味がない」という。80代の女性が亡くなった翌日の14日、首相官邸で新型コロナウイルスの対策会議が開かれたが、この会議がたった8分間で終了した。「8分間で何がやれるか。形だけでなく、ぴっしりと中身のあることをやらなければ意味がない」。そして、このあと、首相は帝国ホテルで日本経済新聞社会長らと3時間会食しているが、「緊急事態での優先順位が間違っている」と批判した。
「ホテル三日月はよくやってくれたよ」
舛添氏は中国・武漢からのチャーター機の帰国者への対応Dも、フランスは事前に十分な部屋数を準備していたのに、日本は「感染症対策で相部屋なんてバカなことをやったのはわが国だけです」という。
今回、帰国者の受け入れ先として名乗りを上げたのは千葉・勝浦の「三日月ホテル」。舛添氏が都知事時代に、三日月ホテルで家族と年末年始を過ごし、宿泊費を政治資金として落としていた。
「私のは木更津だから」と悪びれもせず、「よくやってくれたと思います。非常にありがたい」と勝浦の三日月ホテルを褒めた。
キャスターの立川志らく「舛添さんにホテル三日月のこと聞くんじゃないっての