<パパがも一度恋をした>(フジテレビ系)
亡き妻・本上まなみが塚地武雅に転生...!葛藤する夫・小澤征悦のイカレた芝居が笑わずにはいられない

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   阿部潤の同名漫画が原作。東海テレビ制作「オトナの土ドラ」枠では初のハートフルコメディということだ。でも小澤征悦演じる主人公・吾郎の亡き妻・多恵子(本上まなみ)が、3年後おっさん(塚地武雅)になって生き返るというストーリーで、そういうぶっ飛んだ部分があるのはいかにもこの枠らしい。

   第1話では、妻に先立たれたショックで3年経っても引きこもっていた吾郎が遂に自殺しようとしたところを、おっさんとして転生した素っ裸の多恵子に助けられる(!)。最初は吾郎も当然おっさんが多恵子だとは思っていなかったが、本人しか知らない話や多恵子を彷彿とさせる仕草で、徐々に多恵子だと信じていく。

落ちた箸を拾う時のおっさんの胸チラに如意棒が反応して...

   さて、今回の第2話『おっさんとガンダーラ』では、朝食の時に落ちた箸を拾う時のおっさんの胸チラに、「多恵子にしか反応しなかったのに、俺の自慢の如意棒が...!」とアソコが反応する吾郎。更にそのことを「知り合いの話」として従兄弟のトカレフ(塚本高史)に相談すると、生き返った云々には「あー、それ系?そっち系」とすんなり受け入れ、如意棒がにょきにょきしたことについても、「ボニータ!ボニータしたんだ!だったらそのおっさんは間違いなく奥さんだよ。思い切ってヤっちゃったらいいよ。本当に奥さんならあの場所に行けるでしょ。愛の国ガンダーラ...」と常人とは思えないアドバイス。というかサブタイトルの「ガンダーラ」ってそういう意味だったのか!

   そして公園で「多恵子と一緒にガンダーラ...」と言いながら、(おっさん)多恵子とのラブシーンを想像して葛藤する吾郎は、急にゴダイゴの「ガンダーラ」を歌いだす。吾郎の行動というか、小澤征悦の芝居がイカレすぎて、つい笑ってしまう。あの濃い顔でこんな変なテンションとかズルすぎる。

   その後、千里の道も一歩からとおっさんとデートした吾郎は、当時を思い出すために行ったテニススクールでイケメンコーチ・宮下(EXILE黒木啓司)と、まさかのおっさんの奪い合いになってテニス対決をする。その一方で、吾郎と多恵子の娘・トモ(福本莉子)の悩みに、おっさん多恵子がちゃんと寄り添って解決してあげる、ほんのり感動できるストーリーもあって、なんとも一筋縄ではいかない番組だ。(2020年2月8日(土)夜11:50放送)

鯖世傘晴

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