野村克也「奇跡を起こす3つのポイント」野球だけじゃない人生励ます名ボヤキ

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    プロ野球選手として、監督として活躍した野村克也さんがきのう11日(2020年2月)、虚血性心不全で亡くなった。84歳だった。グラウンドでのプレーだけでなく、代名詞といわれる「ボヤキ」や多くの「名語録」を残した。「ボヤキ」について、本人は「負けた後は抑えられなくて、ボヤいてしまう。ファンが楽しんでいるのならボヤこうかと・・・」と話していた。

    ヤクルト時代の教え子だった元投手の川崎憲次郎氏のノートには、「奇跡を起こす3つのポイント」が記されている。当時のミーテングでの言葉だったという。一つ「初めてのことを何かやってみる」、二つ「知らない人に話しかけてみる」、三つ「古いものにしがみつかない」だ。川崎氏は「これが、いま自分が実践している言葉なんです」と語る。野球だけの話ではない。

   元内野手の宮本慎也氏がホームランを打った後に言われた言葉は、「勘違いするなよ」。元監督の真中満氏は壁にぶつかっていた時に、「頑張れよ みている人はみているよ」と年賀状に書かれていた。

「失敗と書いて成長と読む」「結果よりプロセスが大事」

    キャスターの伊藤利尋アナは「このほか、人生論としてさまざまな響く言葉がありま>す」と紹介した。「上を目指す人に向けての言葉」として、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」「『失敗』と書いて『成長』と読む」。上に立つ人に向けての言葉として、「組織はリーダーの力量以上には伸びない」「結果論で叱ってはいけない。プロセスが大事」というのがあった。

    若狭勝(弁護士)「勝ちに不思議の勝ちあり。本当に痛感しております。私の本当の人生訓です。素晴らしい言葉だと思います」

    司会の小倉智昭「そういう育て方、伸ばし方の天才だったのでしょうね」

    このほかに、妻の沙知代さんに向けた言葉もある。「野村沙知代は永遠に不滅です」「野村克也-沙知代=ゼロ」――。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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