〈絶対零度~未然犯罪潜入捜査~/第6話〉(フジテレビ系・2月10日月曜放送)
17歳の天才高校生が主婦をバラバラにする猟奇殺人を起こす。彼は本当に犯人なのか?

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   日本全国の防犯カメラ映像やメール、電話、SNSなどのビッグデータから予測される犯罪を未然に阻止するために警視庁内に密かに設置された「未然犯罪捜査対策準備室」(通称:ミハン)は、17歳の高校生が起こした殺人事件を防ぐことができなかった。

   ミハン捜査員リーダーの警部補・井沢範人(沢村一樹)をミハンから追放したい公安部部長・曽根崎正人(浜田学)は「なぜ犯行を事前に探知できなかったのか」と井沢を責め立てる。ミハン統括責任者の法務省官僚・香坂朱里(水野美紀)はその理由を調べるため、井沢らに事件の再捜査を指示した。

   進学校に通い、全国模試で1位を取るほどの秀才・浅井航(清水尋也)は、美術館で知り合った26歳の専業主婦・松永由貴を自宅マンションに誘い込んで殺害した上、遺体をバラバラにした猟奇殺人事件の容疑者として逮捕された。井沢らは精神科医に扮して浅井の精神鑑定を行うが、浅井は「そんな鑑定で僕の心が見えるんですか?」と挑発し、動機について「人を殺してみたかった」と語った。

被害女性は夫から激しいDVを受けていた

   一方、ミハン捜査員・山内徹(横山裕)と小田切唯(本田翼)は、浅井があるビルの屋上から飛び降り自殺をしようとしていたことを突き止めた。さらに、顔にアザを作った松永と浅井が一緒にその屋上にいたことも分かった。松永は夫から激しいDVを受けていたのだ。「このまま耐え続けるんですか?」と言って夫にDVをやめさせようとする浅井を、松永は「そんなことをしたら、あの人、何をするか分からない」と必死で止める。

   浅井は松永の遺体を処理する際、洗浄液で血痕を消すなど証拠を完全に隠滅していた。浅井は松永と一緒にマンションに入って行く様子が写った防犯カメラの映像が証拠となって捕まったのだが、井沢は「ほかの偽装工作は完ぺきだったのに、なぜ防犯カメラには無頓着だったのか?」と疑問を抱く。優秀な頭脳を持つ浅井はワザと証拠を残し、自分を逮捕させようとしたかのようだ。

   浅井は本当に猟奇殺人事件の犯人なのか? 井沢は独自の推理をもとに浅井と対決し、浅井の本性を解き明かしていく。そして、天才高校生による完全犯罪の真相が暴かれたとき、ミハンがこの事件を探知できなかった理由も判明する。(よる9時放送)

寒山

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