マスク「ネット転売」規制しろ!通常の10倍で売って1週間で100万円の荒稼ぎ

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   新型コロナウィルスの広がりで、マスクのみならず、アルコール消毒液や除菌ティッシュなど、「除菌」と名の付く商品が軒並み店頭から姿を消している。感染予防ゴーグルや防護服も品薄状態だ。

   「1年分くらい売れちゃったという勢いでした。ウィルス除去商品はたくさん積んであったのですが、すぐになくなってしまいました」と話すのは、東京・千代田区のニシザワ薬局神田店の木村直弘さん。「買えればいいなと思いながら、毎日、薬局をのぞいていますが、なかなかないですね」と買い物客はあきらめ顔だ。

業界団体「24時間フル操業でも買い占めで安定供給できない」

   一方で、ネット上では高値での転売が横行している。「薬局に行っても売り切れ状態。転売目的の大量買い、やめてほしい」という声があるなかで、通常の10倍の値段でマスクを転売している業者は、「ほとんど中国人が買っていきます。もっと高くても買ったんじゃないかな。1週間で100万円ぐらい利益が出た。おいしいですよ」と悪びれる様子もない。

   全国マスク工業会によると、加盟しているすべての国内マスクメーカーは現在、24時間フル稼働しているが、「消費者の異常な購入行動が落ち着かなければ、いつ安定供給できるのか見通しがつかない」という。

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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